室内ビオトープメンテナンス

めだか

我が家には室内ビオトープが1つありますが、「奇跡のビオトープ」と呼んでいます。

というのも、過去、何度も室内ビオトープを立ち上げましたが、すべて失敗していて、やっと今のビオトープで安定しました。

今回は、我が家の室内ビオトープ遍歴を紹介するとともに、「奇跡のビオトープ」のメンテナンスを実施していきます!

我が家の室内ビオトープ遍歴

初めての室内ビオトープ立ち上げ

とあるアクアリウムショップで販売していたラメメダカに一目ぼれして(ラメが入っていて、キラキラしているめだかがいるとは知らず、初めて見たときはとても感動しました)、室内ビオトープの立ち上げを決意。

めだか水槽ではなくビオトープにしたのは、めだかが水辺の草を分け入って泳ぐ姿をYouTubeで見てあこがれたからです。

見様見真似で初めて立ち上げた室内ビオトープはこちらです。

写真ではいい感じに見えますが、育てていくにつれて、こんな問題が発生しました。

  • めだかがだんだん弱っていく(えさを食べなくなり、体が細くなる)
  • 植木鉢(陸上部分)の植物が育たたない
  • 水が臭い(アオミドロのような臭いがする)

結局、このビオトープで育てるめだか(何度か買いなおしたのですが、、)はすべて弱ってしまい、植物も育たず失敗しました。

失敗した原因は以下だと推測しています。

  • めだかは太陽光の下だと丈夫に育ちますが、今回は室内ビオトープにしたため、めだかが丈夫に育つための光が不足していた。
  • 底面フィルターを導入し、水の循環にはエアーポンプを利用していましたが、十分に水が循環していなかった。
  • 底面フィルターを選択したにもかかわらず、底床に大磯砂を使っていたため水質ろ過のためのバクテリアが十分に繁殖・定着しなかった。

現在のビオトープについて

今育てている室内ビオトープはこんな感じです。

【2023年4月(立ち上げ当初)】

底面フィルターを利用していますが、水の循環は水中ポンプで行っています。

また、水の吐出口はシャワーパイプを採用しており、食器用スポンジに染み込ませながら水が落ちるようにしています。このようにすると、水流を抑え、バクテリアの定着する面積を増やすことができました。

底面には、ヒロセペットさんのブルカミアソイルを採用しています。

最初は少ない植物から始めました。ライトはツクヨミです。

【2023年8月(現在)】

今は植物、浮草が増えてしまっています。(どんどん成長しました)

めだか(宮桜)は2匹入っています。うちで孵化しためだかですが、だいぶん大きくなりました。

足し水管理のみですが水質は安定していて、苔も生えにくいです。

安定させられたポイントは以下だと思っています。

  • 育成ライトをツクヨミにした(めだかに必要な光を補強)
  • 底面フィルターを採用し水中ポンプで水を循環させた(バクテリアの繁殖・定着のため)
  • ソイルにブルカミアを採用した(バクテリア繁殖・定着のため)
  • 水流が強くならないようにした(めだかは強い水流に弱いです)
  • 植物多め、特に浮草を入れた(富栄養となりすぎないように)
  • ミナミヌマエビを10匹入れた(苔の発生を抑える)

もし、室内ビオトープでめだかを育てるのに苦労している方がいましたら、参考にしてみてください。

室内ビオトープのメンテナンス

今回のメンテナンスでは、以下を実施していきます。

  • 中央部分のトラディスカンティア(赤と銀色の観葉植物)が伸びすぎているので、ほかの植物に変更する
  • フィルター代わりに入れている食器用スポンジが目が粗く、スポンジ全体に水が染み込んでいないので、目が細かく、保水力の高いフラワースポンジに変更する
  • 後方にスペースがあるので、ウォーターバコパを植える
  • モス、浮草(フィランサス)の整理

トラディスカンティアをほかの植物(モンステラ)に変更する

トラディスカンティアが伸びてきて、葉と葉の間も間延びしてしまって奇麗ではないので、思い切ってほかの植物に変更することにしました。

うちでは夫がモンステラの茎伏をしており、たくさんあります。

ビオトープに向いているのかわかりませんが、試しにモンステラを中央部分に配置してみました。

食器用スポンジをフラワースポンジに変更する

立ち上げ当初は、フィルターの代わり(バクテリアの住処)として取り合えず食器用スポンジを設置しました。

その後、100均(ダイソー)で販売しているフラワー吸水スポンジというものが、より適している(吸水性が高く、水持ちもよい)ということで、こちらに変更していきます。

食器用スポンジを取り外してみると、ポトスの根がスポンジに食い込んでいて活着していることがわかりました。こういう風に植物が自身の力で体を支え、また、水を浄化してくれているから安定したビオトープになっているんですね。

フラワースポンジは元々使っている食器用スポンジと同じ大きさに切り取りました。細かな粉がたくさん出るので、塩素を抜いた水で流してしばらくつけておきました。

食器用スポンジと入れ替えた後がこちらです。

後方スペースにウォーターバコパを植える

ベランダビオトープに植えているバコパがたくさんあるので、室内ビオトープにも植えることにしました。

ウォーターバコパは、水質浄化作用が高く、半日陰でも育成が可能でめだかビオトープに植えている方も多いと思います。小さな青い花も咲きます。

室内ビオトープの後方部分はスペースが余っているので、こちらにウォーターバコパを植えました。

モス、浮草(フィランサス)の整理

富栄養になることを防ぐため、モスと浮草(フィランサス)を入れていますが、すぐに増えるので枯れているものや増えすぎたものを整理していきます。

作業を終えて

作業後のビオトープはこちらです。

今回は中央部分にモンステラを設置しましたが、うまく育つか、どんなふうに育つかとても楽しみです。水耕栽培のようになるので、そもそも育つのでしょうか。

作業中に嬉しかったのは、着生蘭のバルブが増えていたことです。こちらの蘭は「メディオカルカ・デコラタム」という着生蘭です。

他で育てているテラベースから少しだけ移してきたのですが、ゆっくりですが育っていました。

冬になるとオレンジ色の小さな花が咲きます。(下はテラベースで花が咲いた時の写真)

また冬に花が咲くといいなと思います。

その後のビオトープの様子は別途報告させていただきます。

追記

ウォーターバコパの花が咲きました(2023/8/16)

ウォーターバコパを植えてから日が浅いですが、花が咲きました。

ピグミーマッシュルーム、フィカス ミニマを追加しました(2023/8/28)

テラベースのあるめだか室内ビオトープをつくる【part.1】」で余ったピグミーマッシュルームとフィカスプミラを追加しました。

アヌビアスナナ プチを追加しました(2023/8/30)

アヌビアスナナ プチは石に活着させました。

今生えている根は着生しないので切り取り、アヌビアスの茎を石に密着するように固定するのがポイントです。

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