テラベースのあるめだか室内ビオトープをつくる【part.1:テラベースの立ち上げ】

めだか

皆さんADA(アクアデザインアマノ)が発売しているテラベースをご存じでしょうか。

「苔に覆われた樹木にひっそりと咲く小型ランやシダのイメージを楽しむ。」ことをコンセプトに熱帯雲霧林の樹木の幹に着生する小型ランやシダなどを自生する姿に近い状態で観賞するために開発されたアイテムです。

我が家では、2021年10月にテラベースSを購入し育て始めました。

その後、着生させた蘭が花を咲かせたりなどし、着生蘭を育てる楽しみを知りました。

色々な植物をつぎ足しながら育てていましたが、テラベースに着生させた苔は約1年で茶色く変色してしまいました。(これは苔の寿命のようです)

苔の張り直しなどをしないといけないのにほったらかしにしてしまったせいで、今となってはこんな状況です。

今回は、このテラベースの立ち上げ直したいと思います。

また、今後の構想として今回立ち上げたテラベースをめだかのビオトープに設置して、テラーベースとめだかの両方が楽しめる室内ビオトープを作りたいと思っています。

今回購入した商品の紹介

植物

今回購入した植物はこちらです。

  • ADA クリスマスモス(WABI-KUSA MAT)
  • ADA  ピグミーマッシュルーム(BIO MIZKUSA NO MORI)
  • アラハシノブゴケ
  • フィカスプミラ ミニマ
  • フィットニア ホワイトタイガー
  • セイヨウタマシダ グリーンレディ

植物以外

今回購入した植物以外のものはこちらです。

  • ADA テラライン

植物の下準備をする

苔(アラハシノブゴケ)

ADAのWABI-KUSA MAT(今回はクリスマスモス)は下処理は不要ですが、店頭で販売されている様々な苔は裏に土がついているものが多いです。

前回テラベースを立ち上げた際も苔を利用したのですが、その際に裏についている土をあまりきれいにはがさずに張り付けてしまったため、その後のメンテナンスが非常に大変になりました。

具体的には、テラベースに水をかけたときに茶色い水が出てしまったり、土の臭いがしたり、とあまりきれいとは言えませんでした。

なので、今回は苔についている土と、枯れて茶色くなっている苔をなるべく排除しました。

観葉植物(フィカスプミラ、フィットニア、セイヨウタマシダ)

こちらは着生植物ではありませんが、テラベースに糸で巻き付けることでテラベースでも育てることができます。

苔と同様に根についている土などはきれいに洗い流します。

テラベースに植物を巻き付ける

まず、テラベースの一番上のフチの部分に苔を巻き付けていきます。

フチの部分に苔がきちんと巻き付いていると見た目がよくなります。ちょっと難しいですが、ここは時間をかけて丁寧に巻き付けます。

今回、アラハシノブゴケを採用しましたが、やや乾燥気味だとよく育つということなので、上のエリアに使用しました。

また、クリスマスモスは前回の立ち上げ時にも採用しましたが、どのこのエリアでも育ちます。

WABI-KUSA MATは、モスをはぎ取りながら利用しますが、量は多くありません。

薄く広げながら張り付けると、育つ過程でムラは気にならなくなります。

糸は何重になっても構わないので、しっかり固定することを優先します。

着生蘭、観葉植物

フチの部分に苔を巻き終わったら、植物の配置を決めながら、苔と植物を巻いていきます。

テラベースは、最後に中に水を入れます。上部が一番乾きやすく、下部になるほどに乾きにくい(湿った)状態です。

なので、植物の特性に合わせた位置に配置しましょう。

今回、着生蘭は以下を巻き付けます。

  • メディオカルカ デコラタム
  • デンドロビューム リケナストラム
  • セラトスティリス フィリピネンシス 

「メディオカルカ デコラタム」と「デンドロビューム リケナストラム」は元々テラベースに着生させていた蘭でどちらも開花実績があります。

「セラトスティリス フィリピネンシス 」は、コルク付けで育てていたのですが、私が乾燥気味で育てていたせいで弱ってしまいました。水が好きということなので、今回からテラベースで育てていきたいと思います。

「メディオカルカ デコラタム」については、私の大雑把な世話にも耐え、かなり増えました。

全ての株をこのテラベースに配置するには量が多かったのですが、とりあえず配置しました。

今後、テラベースMも購入するので、その際に余剰株については、そちらに移動したいと思います。

作業を終えて

今回2度目のテラベースの立ち上げとなりますが、前回の反省を生かして苔の処理を丁寧に行えたのでよかったです。

ダイソーで購入していた回転台が非常に役に立ちました。

ADAのWABI-KUSA MATはお値段の割には入っている量が少ないので、自分でほかの苔を用意したほうがいいです。

テラベースは湿度が高い環境を維持するため、カビが発生しやすいです。

我が家では、カビ防止のため「アクアテラリキッド」と肥料を兼ねて「WABI-KUSA MIST」を使用しています。

今年も着生蘭が花を咲かせてくれると嬉しいです。

皆さんもテラベースにぜひ挑戦してみてください。

余談ですが、以前訪れたADA主催のイベント「NATURE AQUARIUM EXHIBITION 2021 TOKYO」で以下の「ネイチャータワー360°」という作品が展示されていました。

現地でその圧倒的なスケールと着生植物の美しさにとても感動し、その勢いでテラベースを立ち上げました。

規模は全然違いますが、テラベースとめだかのビオトープもこんなイメージでできたらいいなと思います。

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めだか着生蘭
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